出産前の記録

出産予定日 + 10 日目【陣痛促進剤の投与開始】

投稿日:2019年2月21日 更新日:

今日からいよいよ陣痛促進剤の投与が始まった。

朝8時頃に受付や準備をして、9時くらいからスタートの予定だったのだけど。
病院の方が何やらバタバタとしていて、開始が30分ほど遅れた。
(「他の科でいろいろバタバタしてて」と助産師さんが言ってたような気がする)

数時間で産まれる人も居るけど、初産婦では時間がかかることがほとんど。
その日のうちに産まれる確率も50%くらい(助産師さん曰く)だそうなので、僕は昼頃に行くことになった。

午前中のうちは奥さんもLINEを送るくらいの余裕はあったけど、僕が着いた頃(12時半くらい)には既にかなり痛そうな様子。
それから奥さんがスマホで何かを打ったりすることはなかった。

このときの子宮口はまだ1〜1.5cmくらいしか開いていなかった。
まだまだという感じ。
病室に入ったときの緊張感たるや。
ちょっとナメてたかも知れない。

これが命の現場か。
出産ってやっぱり命懸けの仕事なんよね……。
改めて思い知らされる。

「3cmまでがしんどいから、まずはそれまで頑張りましょう」と助産師さん。
ネットで調べてみても3cmが一つの区切りにはなるらしく、そこから本格的な陣痛や分娩ということになるんだろうな。

そこから奥さんは聞いたことのない呻き声を上げ続けることになる。
「あ゛ぁ〜」「いだい゛〜」と、僕の知らない奥さんがそこに。

2〜3分おきに「めっちゃ痛い」と「ちょっと痛い」を繰り返していて、「痛くない」が完全に無くなる。
つまり、「常に痛い」状態。

お腹がどんなに張っても力を抜いた方がいいらしく、助産師さんはしきりに「息を長く吐いて」と言っていた。
「フーって」「そうそう上手上手」など、優しく励ましながら。
プロだ。さすが。傍から見ていても素晴らしい対応。

ここ数日は陣痛室が満杯になることが続いていて、助産師さんも大忙し。
休む暇もなくあっちこっちに行っていて大変なはずなのに、こんな優しい対応をしてくれるんやね……。
ありがとう。感謝です。

お腹だけでなく腰にも激痛が走るように。
赤ちゃんが骨盤の間(?)を通ろうとするので、骨が広がる(?)せいで痛みが起こるらしい。
ので、その広がりを外から押さえてあげると痛みも和らぐとのこと。

始めはテニスボールで押さえてみたら、そこそこ効果はあった。
完全には痛みが取り切れないので、今度はゴルフボールを試す。
何回か押さえていたら奥さんに手で払われてしまった(^^;
ボールが固くて余計に痛いらしい。
ということで、そこからしばらくはテニスボールで押さえることに。

ただ、痛みの発生箇所がその度に違っていて、まずポイントを探すのが一苦労。
上だったり下だったり、背骨に沿った位置かと思いきや横にもズレる。
見つけたと思ったら痛みが引いていく。
その繰り返し。

奥さんの場合は左にズレることが多かった。
これも個人差があるんだろうか。
骨格とか筋肉の付き方とかで変わってくるのかな。

しばらくして、助産師さんから「手でさすった方が痛みが和らぐ人も居ますよ」と言われ、手でさする方法を試すことに。
そしたら、どうやら奥さんにはこの方が合っていたらしい。
広い範囲を同時に押さえられるのが良かったのかも知れない。

そこからは一進一退。
相変わらず「めっちゃ痛い」と「ちょっと痛い」の繰り返しで、無情にも時間だけが過ぎていく。

16時になり、タイムリミットが来た。
主治医の先生が診察をして、その結果で続けるかどうかの判断することに。
診察中は男子禁制なので、僕は病室の外に出て待機(今日だけで何回か同じことがあった)。

結果、このまま続けても2時間や3時間で産まれる様子はないので、今日のところは中止して明日に備えることになった。
子宮口は3〜4cmほど。
第一段階はクリアしたっぽいけど、逆に言うとまだ第一段階だ。
昨日に比べればかなり進んだけど、ゴールは遠い。

病院としては、明日も誘発をして早く分娩まで持っていきたいようだ。
奥さんは僕が付き添えないこともあってかなり不安がっていたけど、最終的には担当医の先生の説得に押し切られた形。
ただでさえ高齢出産と言われる年齢(41歳)だし、予定日もだいぶ過ぎていろいろリスクもあるからなぁ。
血圧が高めだったこともネックだった。

先生は「妊娠高血圧腎症」という名前を出して説明していたけど、これがよく分からなかった。
奥さんがすでにそういう症状なのか、それとも「そういう病気になっていたら」という仮定の話だったのか、あんまり判然としなかったけど。
その先生が言うには、「胎盤から体中の血管をボロボロにするホルモンが出ている」と。
で、「血管が豊富にある臓器に悪影響が出る可能性がある。腎臓や肝臓、脳など」。
ということは、「最終的に分娩でいきむときにどうしても血圧が上がる。そのときに脳出血になる可能性があって、死亡したり後遺症が残ることもある」そうで。
さらに、「治療法は早く出産して胎盤を身体の外に出すこと」なので、「明日も誘発しましょう」という結論。

こんなこと言われたら誰でも頷くしかないわ……。
説得というか、半ば脅迫でしたね……(-_-;)
まぁそれだけ病院としては早く決着を付けたいんだろうな。
リスクを可能な限り避けようとする立場も気持ちも分かる。
確かにのんびりはしてられない。

点滴って薬が身体から抜けると、お腹の張りも痛みも不思議なほど抜けていった。
あのまま痛みが続けば陣痛ということになって、出産まで繋がる可能性もあったんだけども。
残念ながら、今日はそこまでには至らなかったみたい。

病室まで奥さんを送り届けて、洗濯物などを受け取る。
これを洗って乾燥させて、明日また持ってこないといけない。
下着と寝巻きが足りない!
こんなことならもっと買っておくんだった。

奥さんがシャワーを浴びている間に、院内にあるコンビニでゼリーやプリンなどを買う。
もちろん奥さんが食べる用。
固形物はあまり食べたくないらしく、口当たりが良くて流し込める形状のものが欲しかったらしい。

それを渡して、今日の僕の任務は終了。
奥さんのお義母さんが仕事帰りに病院まで来たのと入れ違いで、僕は帰ることに。

さすがに疲れた。
それなりに緊張状態が続いてたし。
ずっと腰をさすってたから、単純に腕や腰も若干痛い。

家でご飯を用意する自信がなかったので、帰りにラーメンでも食べることにした。
Googleマップで検索して、病院の近所の店を見つける。
特に下調べもせずに入ったけど、あんまり美味しくなかった。
接客もいまいちだったし、もう二度と来ることはないだろうなー。
残念。

早く奥さんの手料理が食べたい。

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