出産後にいただいたもの 新任パパの育児日記

叔母さんからの贈り物は今回もすごかった。

投稿日:2019年3月3日 更新日:

奥さんの叔母さんが実家の近くに住んでいるのだけど、その叔母さんが朝からちらし寿司を持ってきてくれたらしい。
写真を見せてもらったけど、大きな寿司桶いっぱいに入っていた。
奥さんとご両親の3人だけだと、たぶん3〜4回に分けないと食べきれないんじゃないだろうか。

この叔母さん、僕と奥さんが結婚してから、事ある度に様々な形でお祝いや援助をしてくれる。
今回の産後の里帰りでも、退院前に「ぜったい叔母さんが何か持ってきてくれるから、またお返しを考えとかないと……」と言っていたくらいだ。

出産のお祝い:チョッキとおくるみ

一昨日(つまり退院して実家に帰った翌日)にも、手編みのチョッキとおくるみを持ってきてくれた。
編み物のド素人である僕が一目見ただけで「これはすごい」と分かるほど、とんでもない手間のかかった力作だった。

奥さんやお義母さんによると、「何ヶ月もかかる」とのこと。
ということは、奥さんの妊娠が分かってすぐに取り掛かっていた計算になる。
何という人だろう。

チョッキはやや大きめで、70〜80サイズといったところだろうか。
首元にボタンが一つ付いていて、上下で柄が切り替わっている。
端はレース編みのようになっているし、見れば見るほど手が込んでいる。

色はやや黄色がかった白で、アイボリーに近い感じだろうか。
毛糸もかなりこだわっているらしく、赤ちゃんにも優しい素材でふわふわとしている。
引っかかったり刺さったりする感覚がまったくない。

上品でシンプルで、いわゆる「飽きの来ない」デザインだ。
赤ちゃんの服なんてすぐに着れなくなるのに、そこへこんな手間をかけるなんて……。
大きくなって着なくなっても、これは大事にしないといけないなぁ。

そして、このチョッキよりもさらにすごかったのがおくるみだ。
素材の毛糸はチョッキと同じものを使っていて、色も同じ。
もちろん手触りは最高にふわふわしている。

サイズはかなり大きな正方形で、一辺が70〜80cmくらいはあるだろうか。
表が手編みの毛糸で、裏には綿のガーゼが縫い付けられていた。
通気性や吸水性を考えてのことだろう。
こんなところにも気配りを忘れない。
(もちろんこのガーゼも相当良いものだ)

表の柄は小さな正方形が組み合わされたタイル状になっていて、その一つ一つがまた細かい。
ひし形もあれば波のような柄もあった。
それらが丁寧に繋げられていて、端はチョッキと同じくレース編み。
お義母さんは「信じられない」と何度も言っていた。

叔母さんご夫婦がお手本

血の繋がった親戚とはいえ、姪のためにここまで出来るもんだろうか。
「百貨店で買ってきました」ならまだ分かる。
それだけでも充分に嬉しいし、ありがたい。

なのに、この叔母さんはとんでもない手間をかけて、何ヶ月も先のことを思い描きながら手作りをしてくれた。
しかも、そこらの店で売っている商品など凌駕するほどの出来栄えで。
この気持ちやエネルギーはどこからくるのだろう。

僕はこの叔母さんにはほとんどお目にかかったことはない。
旦那さんにも一度か二度、ご挨拶をしたくらいだ。
それでも強く印象に残っているのは、その物腰の柔らかさ。
常に温和な表情を浮かべ、優しく話してくれたことを覚えている。

奥さんの話を聞いていると、ずっと昔からこんな感じだったらしい。
何かあるごとにお祝いや援助をしてくれる。
しかもそれが形ばかりのものではなく、相手への気配り・心配りを決して忘れない。
(毎回お返しするのは大変みたいだけど)

いわゆる裕福なご家庭であることは間違いない。
だけど、金銭的に余裕があるからといって、全員ができるかと言えばそうではないと思う。
というか、できない人の方が多いんじゃないだろうか。
少なくとも、相手の想像を上回るものを毎回贈り続ける人など、僕はこの叔母さん以外には知らない。

このような人、このようなご夫婦になりたいものだ。
どうしたらなれるのかは皆目見当が付かないけれど。
素晴らしいお手本が身近に居てくださるのも、幸せなことだと心から思う。

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きーやん

38歳で初めて子どもを授かりました。「本業は父親」をモットーに、当事者として育児に奮闘中。その中で感じたことや考えたことを、体験ベースで記事に書いています。子どもの教育資金などを蓄えるため、副業や投資についても試行錯誤の日々。

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