いやー、今回の年末年始は大変でした。
タイトルにもある通り、家族全員が「アデノウイルス」に感染してしまったんです。
とにかく咳が止まらないのが辛かったですね。
まだ完治というわけではないですが、ようやく治まってきています。
というわけでこの記事では、僕たちのアデノウイルスによる症状の経緯を記録しつつ、ついでに学んだ
- 子どもの目薬の差し方
- 処方された薬の副作用
についてもご紹介します。
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感染経路は子どもから
事の始まりは年の瀬も押し迫った頃、子どもの目が赤くなり目やにが出始めたことです。
当初は「結膜炎かな?」とそれほど気にはしていなかったんですが、2 〜 3 日経っても治まる気配はなく。
逆に今度は咳をし始めました。
かなり胸の奥の方から出てくるような咳で、音からして痰も絡んでいそう。
で、微熱。
37 ℃台前半というまさに微熱なんですが、すぐに下がるわけでもなく、かといって上がるわけでもなく。
微(妙な)熱がしばらく続いていました。
さすがにこれは何かの病気か……?
と思って調べてみたら、どうやら「アデノウイルス」の症状っぽいことが分かりました。
「アデノウイルス」と言ってもあまり馴染みがありませんよね。
僕も記憶になかったんですが、いわゆる「プール熱(咽頭結膜熱)」の原因になるウイルスなんだそうです。
その名の通り夏に流行することが多いウイルスですが、一年を通じて感染するそうで。
アデノウイルスによる症状は、
- 発熱
- 咽頭炎(喉の痛みや腫れ)
- 結膜炎(目やに・充血)
の 3 つが代表的。
他にも「頭痛、悪寒、胃腸炎、肺炎、気管支炎」などを引き起こすこともあるそうです。
代表的な 3 つの症状がぴったり当てはまってたんですよね……。
もちろん医師の診断を受けるまではなんとも言えませんが、正直「これはもう間違いないだろう」と思いました。
次は奥さんに症状が
そうこうしている間に、奥さんにも子どもと同じような症状が。
子どもほど目の症状は出なかったんですが、奥さんは咳がとにかくひどくて。
特に夜になって寝ようとする頃、まるで喘息の発作のように咳が止まらなくなるんです。
年末年始でクリニックも閉まっているので、とにかく耐えるしかなかったんですよね……。
これは見ていて辛かった。
1 月 4 日の時点でも、まだ症状は改善してないですね。
奥さんがずっとゲホゲホ咳してる。
かなり苦しそう。子どもからもらったっぽい。
僕も咳は出てるけど、奥さんほどじゃない(たまにゴホゴホするくらい)。大晦日くらいからだから、けっこう長引いてる。
調べてもハチミツくらいしか対処法は出てこないし……。
何かできることないかなぁ……。
— きーやん@新任パパ (@papa_no_nikki) January 3, 2021
奥さんがずっとゲホゲホ咳してる。 かなり苦しそう。 子どもからもらったっぽい。 僕も咳は出てるけど、奥さんほどじゃない(たまにゴホゴホするくらい)。 大晦日くらいからだから、けっこう長引いてる。 調べてもハチミツくらいしか対処法は出てこないし……。 何かできることないかなぁ……。
けっこう長引いてましたね……。
本当にこういうとき無力感を覚えます。
最後に僕にも感染
そして年が明ける頃、僕にも咳の症状が出始めます。
こんなツイートをしていました。
子どもの体調が戻ってきたと思ったら奥さんが微熱&咳で若干体調不良さらには僕もケホケホと咳が出始めた、そんな2021の年明けです。あけましておめでとうございます。
— きーやん@新任パパ (@papa_no_nikki) December 31, 2020
子どもの体調が戻ってきたと思ったら奥さんが微熱&咳で若干体調不良さらには僕もケホケホと咳が出始めた、そんな2021の年明けです。あけましておめでとうございます。
発熱はなかったんですが、咳と喉の痛み、あとは目のかゆみが少しありましたね。
僕も奥さんほどではないですが、咳が辛かったです。
この頃には子どもの症状はかなり改善していたんですが、それが却って親たちを苦しめることに……。
元気いっぱいの一歳児と病気で弱ってる親。
どう考えても一歳児の圧勝ですよね(-_-;)
「もしコロナに感染したら、今よりもっとひどい状況になるんだろうなぁ……」なんて考えたりして。
体が弱っていると、考えることも暗くなってしまいがちですね。
(いやでも本当にコロナに感染したらこんなもんじゃ済まないし子どもはどこに預けりゃいいんだよって話なんですけどねマジで)
年が明けて診察→改善
年明け前後は完全に引きこもり状態で過ごしました。
誰とも会わず、どこにも行かず。
まぁ、元々どこにも出かけるつもりはなかったですけどね。
年が明けてクリニックが診察を再開すると、まずは奥さんと子どもが診察に行きました。
結果、「アデノウイルス」との診断。
ですよねー。
ただ、そのときの症状や発症からの日数から考えて、ウイルスそのものによる感染力はもうほとんどないだろうとのこと。
今は炎症が起こったところから感染した細菌による症状ではないか、ということでした。
その結果、処方されたのは喉の炎症を抑える薬と、気管支を広げる薬、あとは目薬と抗生剤。
奥さんはこの薬でかなり楽になったそうです。
やっぱり薬ってすごい。
皆さんも何か症状があれば我慢せずに受診しましょうね。
その数日後に僕も診察してもらったんですが、やはり「アデノウイルス」と。
症状は奥さんよりだいぶ軽かったので、喉の炎症を抑える薬と抗生剤だけ処方されました。
それから一週間ほど経ちますが、3 人とも症状はかなり改善されています。
奥さんは夜になると相変わらず咳が出ますが、それでも発作のようなひどい状況になることはなく。
ようやく人並みの生活が送れるようになってきました……。
子どもに目薬を差す方法【小児科医直伝】
子どもにも処方された目薬の差し方を小児科の先生から教えてもらったのでここでご紹介します。
その方法とは……。
目薬は寝ている間に差せ
だそうです。
初め聞いたときは「は?( ゚д゚)」と思いましたが、実際にやってみると確かにそれしか方法はないことが分かりました。
普通に起きている子どもをじっとさせるだけでも至難の業なのに、目を開いた状態でしかも「目に何かが落ちてくるまで待て」なんてできるはずがありません。
必然的に寝ている間しか選択肢はないんですよね。
(それでも十分に困難なミッションなんですが)
一応コツのようなものはあって、
目頭のくぼみのあたりに目薬を落とすと、勝手にまばたきをして目全体に行き渡る
のだそうです。
今のところ成功率は 30% ……、いや 20% くらいでしょうか……(10% かも……)。
あと何回かやっていたら慣れて成功率も上がるはず……と思ってる間に、ほとんど症状がなくなりました。
次の機会の宿題ということで……。
手の震えは「ホクナリン」の副作用
子どもと奥さんに処方された気管支を広げる薬は「ホクナリン」というものなんですが、この薬には「手の震え」という副作用があります。
「あります」っていうか、奥さんにその副作用が出たので調べたら分かったことなんですけど。
初めてに奥さんの震えている手を見たときは、かなり驚きましたし怖かったです。
正直ほかの病気も疑いましたが、しびれや痛みはないし、物を掴んだりすることは問題なくできるし、他の症状もないのでとりあえず注意しながら様子を見ることに。
で、その日のうちに奥さんが自力で調べて見つけたんですね。
ホクナリンには「手の震え」という副作用があるということを。
主な副作用として、手足のふるえ、動悸、貼った場所のかゆみ、発赤、かぶれ、発疹などが報告されています。
副作用 | よくあるご質問 | 一般の患者さま向けホクナリンテープ
処方されていたのは「ホクナリンテープ」という体に貼り付けるタイプのもの。
どうやら奥さんは前日に貼っていたホクナリンテープを剥がし忘れて、そのまま次のホクナリンテープを貼ってしまったそうなんです。
それで薬が強く作用しすぎて、副作用として手の震えが出てしまったようで。
きちんと一枚ずつ貼るようにしたら、手の震えは(ほぼ)なくなりました。
ときどき軽く震えることもあるみたいですが、意識しないと気付かない程度。
これでひとまず一安心かな(-。-;)
あー、びっくりしたけど、よかったー……。
救急車を呼ぶべきか迷ったときは「#7119」へ
思いがけない症状が出ると、ちょっと混乱というか動揺しますね……。
逆に様子見をしてる場合じゃないときに、すぐ救急車を呼んだりできるかどうか……なんてことも考えちゃいました。
こんなご時世ですし、よほどのことがない限り躊躇してしまいそうです。
「#7119」があることは知ってますが、咄嗟にそれを思い出せるかどうか。
日頃から意識するようにしたいところですね……。