新任パパの育児日記

人が本気で何かをすれば伝わる(例えそれが本当でも嘘でも)

投稿日:2019年5月2日 更新日:

今日は奥さんとご両親の古くからの知り合いで、漢方や東洋医学に詳しい人が来てくれた。
(仮にYさんとしておく)

医師ではないので「診察」ではないし、あくまで民間療法の域を出ない。
(鍼灸の資格は持っているみたい)
けど、特にお義母さんはかなりの信頼を置いているようだ。
もちろん人柄なども含めてのことだろうが。

僕も以前に一度だけ会ったことがあるけど、かなり独得な雰囲気を持つ人だったことはよく覚えている。

今回は、奥さんがこれまで受診してきた内容や処方された薬(特に漢方薬)を確認して、改善できるところは改善する、ということに。
一通り確認が終わった後は、実際に奥さんの身体に触れながら気の流れ(?)のチェックをすることになった。

これまでに処方された漢方薬の確認

奥さんはこれまで3ヶ所の心療内科を受診した。
自宅の近所で1つと、実家の近くで2つ。

初めに受診した自宅近くの心療内科は東洋医学がベースになっていて、処方される薬も漢方のみ。
このときは煎じ薬が出された。
»自宅近くのクリニックで煎じ薬が出されたときの日記

あとの2つはいわゆる普通の心療内科なのだけど、先に受診した方は産婦の患者をほとんど診たことがないということで、以前に助産師さんから紹介されたところも一応受けておこうということになったのだ。
»実家近くのクリニックで粉薬がどっさり出されたときの日記

それぞれのクリニックで異なる漢方薬が処方されたのだけど、よく分からないので出された分だけとりあえず飲んでいるというのが現状。
それをまとめてYさんに見てもらった。

結果、最初の東洋医学ベースのクリニックで出された漢方薬(煎じ薬)が非常に強力で、今の奥さんに必要なものが全て含まれているらしい。
他の2つで出された漢方薬は「飲まなくていい、むしろ飲まない方がいい」そうだ。
(今の奥さんが飲むと気分が落ちるものもあるとのこと)

ひょっとしたらそのクリニックとYさんの考え方が近いということもあるかも知れない。
そういう背景も考慮に入れつつ、とりあえず言われた通り煎じ薬だけ飲むことになった。

気の流れを整える?

次に、実際に奥さんの身体に触れての施術(と言っていいのかどうか分からないけど)。

仰向けになった奥さんの背中から足先にかけて、指先が軽く触れるか触れないかの距離で何度も手を往復させる。
足先の方へ払うような動きをしていたので、たぶん身体に溜まった何かを外へ流し出す感じだったのだろう。

僕は近くでその様子を見ていたのだけど、何をしているかの説明は一切なかった。
ので、具体的に何をどうしようとしていたのかは知らない。
「ツボ」や「経絡」という言葉が聞こえたので、たぶんそういうことなんだろうと思う。

本当は鍼やお灸もするつもりだったらしいが、今日は「カバンに入れるのを忘れちゃった」そうだ。
連休中にもう一度来てくれるそうなので、そのときにはやってもらえるだろう。

プラシーボ効果をもたらすのは人の本気

Yさんの話や施術をどこまで信じたらいいのか、正直よく分からない。
見方によっては、かなり怪しい部類に入ることだと思う。

けど、少なくとも奥さんは効果を実感している。
施術の後に「身体が軽くなった。スッとした」と言っていたし、食欲もかなり回復したそうだ。
(実際、その後の食事でもよく食べていた)

単なるプラシーボ効果かも知れない。
つまり、「奥さんがそう思い込むことによって、結果的に状態が改善されただけ」である可能性も充分に有り得る。

ただ、奥さんがそう思い込むのは、Yさんがそれだけ本気だったから、ということは言えるだろう。
もしYさんが「あまり自信ないんだけど」とか「効果あるかどうか分からない」なんて言い方をしてたら、例え同じことをしても同じ効果はなかったと思う。
(少なくとも実感としては)

Yさんは「自分が正しい」「自分のやることには効果がある」と完全に思っている。
薬をチェックするときも、奥さんの身体に触れるときも、本気で「良くしてあげたい」と思って取り組んでいることが分かる。

だからこそ奥さんもご両親もYさんを信用しているし、効果を実感できているのだろう。
僕も半信半疑ながら口を出さずにいるのは、同じ理由からだ。
(これでもし壺とか売りつけられそうになったら、全力で止めにかかるけど)

誰かの本気が安心感に繋がる(こともある)

今の奥さんにとって必要なのは、誰かから「こうすれば大丈夫」と方向性を示してもらうことなのだと思う。
それを僕や親が言ったところで説得力がないけど、Yさんのようにバックボーンがあって、信頼している人から言われることで安心感があるのだろう。
こないだ助産師さんから言ってもらったアドバイスも同じことだ。

確実に奥さんは回復してきている。
もちろん気分が落ちて、しんどくなるときもあるけど。
それでも少しずついろんな「大丈夫」を積み重ねて、表情や声にも力が戻ってきた。

焦るな。
ちょっとずつ。
ちょっとずつだ。

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きーやん

38歳で初めて子どもを授かりました。「本業は父親」をモットーに、当事者として育児に奮闘中。その中で感じたことや考えたことを、体験ベースで記事に書いています。子どもの教育資金などを蓄えるため、副業や投資についても試行錯誤の日々。

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