Twitterでこんな情報を目にした。
国産の液体ミルクが発売になります。現時点で考えられる利点や欠点を踏まえた上手な使い方と注意事項についてまとめました。
書いた。
国産の液体ミルクが発売になります。現時点で考えられる利点や欠点を踏まえた上手な使い方と注意事項についてまとめました。
液体ミルクの上手な使い方と注意事項https://t.co/uMeTyKLiwh
— 相川晴(HAL) (@halproject00) March 8, 2019
これまで国産の液体ミルクは無かった
むしろ今まで無かったことが不思議。
「国産の」と書いているということは、外国産はあったんだろうなぁ。
ネット検索してもなかなか出てこないし、楽天とかで「輸入品」として扱っているくらいなので、一般にはあまり流通してないのかも。
これまで国産の液体ミルクが無かった要因としては、『乳及び乳製品の成分規格等に関する省令』に液体ミルクが定義されていなかったことが大きいらしい。
»乳児用液体ミルク - Wikipedia
つまり、これまでは粉ミルクしか法的に認められていなかった(規制するための基準がなかった)ということなんだろうか。
もうすぐ国産の液体ミルクも発売開始
しかし、去年「厚生労働省が乳児用液体ミルクの規格基準を定めた改正省令を公布、施行」したおかげで、国内で液体ミルクを製造することが可能になったとのこと。
これを受けて、まずはグリコから『アイクレオ』というブランド名で乳児用液体ミルクが発売されることに。
発売日は3月11日。
おぉ、明後日じゃないですか。
これはいくらか買っておいた方がいいかもなぁ。
3.11かぁ。
この日に発売するってのも何か意味があるのかもね。
あの日もミルクが飲めなくて困った人たちもたくさん居るはずだし。
そういうメッセージが込められてる発売日なのかも知れない。
という勝手な想像。
メリットはたくさんある
紙パック入りで、賞味期限は半年。
常温で保存可能らしいし、備蓄として置いておくにも充分な期間。
粉ミルクって、単純に準備の手間がかかるからねぇ。
お湯を沸かして、量を測って、溶かして、冷まして、飲み終わったら容器を除菌して……。
これを毎回繰り返すのは、本当に大変。
家の中でも大変なんだから、外出先だともっと大変。
先に作っておければいいけど、衛生面からもそういうわけにはいかず。
お湯を水筒に入れて持っていかないといけなかったりするので、ミルク用の荷物だけでかなり嵩張る。
(うちはまだ0ヶ月だから出かけたことはないけど、今から戦々恐々)
また、防災用の備蓄としても優秀。
いざとなったら大人も飲めるらしいし。
もちろん0ヶ月の新生児から飲めるので安心。
明治からも『ほほえみ』名義で発売予定とのことで、こちらはスチール缶なので賞味期限は1年と長め。
うちは粉ミルクも『ほほえみ』を使ってるので、液体ミルクも揃えておいた方が赤ちゃんの違和感も少ないかも知れない。
でも発売日がまだ分からないから、とりあえず『アイクレオ』を箱買いしとこうかなぁ。
でも、お高いんでしょう?
ネックなのは、やっぱりコスト。
3月9日現在のAmazonでの価格は、125mlの12本入りで2,592円。
つまり、1本あたり216円。
一方、粉ミルクはというと、2.7gで20mlを作れるらしい。
»粉ミルクについているさじは一杯何gですか? - メーカーによって違... - Yahoo!知恵袋
ということは、125mlを作るためには16.875gが必要。
『アイクレオ』の800g入り缶の価格は2,999円なので、1gあたり3.74875円。
つまり、125ml分の粉ミルク代は、3.74875×16.875=約63.26円。
なんだかややこしい計算になってしまったけども(^_^;)
およそ3~4倍という結果。
これはなかなかの価格差ですね。
なので、普段は粉ミルクを使っておいて、外出時や夜中で人手が足りないときなどに液体ミルクを使う、というのが現実的な気がする。
お湯を入れた水筒を持って歩く苦行と比較して、このコストを高いと思うか安いと思うか……。
最終的には人それぞれの感覚になるんでしょうなぁ。
うちは恐らく導入します。
最終的な決定権は奥さんですけどね!
消費者庁から注意喚起も
乳児用液体ミルクの発売を受けて、消費者庁が注意点をまとめて公表している。
»乳児用液体ミルクってなに?
書いてあることは基本的なことばかりだけど重要なことも割と含まれているので、一通り目を通しておいて損はないかと。
特に重要なのは、「特定用途食品」のマークがあることを確認することだろうか。
今のところ国産の液体ミルクを作っているのはグリコと明治だけだけど、これから増えてくることも予想される。
そんなとき、このマークが付いていることをしっかりと確認した上で購入したい。
粗悪品などが出てくる可能性もあるので。
あと、見落としがちだと思ったのが「使い方」の部分。
ここには「紙パック、缶の場合は清潔な容器に移し替えて与えてください」と書いてある。
紙パックや缶から直接飲ませちゃいけないってことか。
まぁ確かに、ずっと外に置いていたものだから、赤ちゃんの口に直接付けるわけにはいかないか。
ということは、外出先で使う場合も、哺乳瓶は持っていく必要があるってことね。
面倒だけどこればっかりは仕方ない。
水筒を持っていかなくてもいいだけマシだし……。