新任パパの育児日記

出産後初の赤ちゃんとの面会

投稿日:2019年2月23日 更新日:

奥さんの入院している病院は、新生児の面会時間がちょっと特殊。
15〜16時と、17〜19時の2部構成。
本来の分娩室が入っている棟が工事中らしく、その影響で普段とは違う体制で運営していることの影響らしい。
なので、僕もそれに合わせて15時前に病院へ行くことにした。

僕が着いたときには奥さんの両親が既に来ていた。
お義父さんは今日が初めての赤ちゃんとの面会。
お義母さんが写真を見せようとしても、「最初に見るのは実物だ」と頑なに拒否し続けたらしい。
相変わらず頑固な人だなぁ。

奥さんはまだ歩けないので、車椅子で新生児室へ移動。
手洗いと消毒を入念に済ませてから、部屋の中に入る。
新生児室というと、何十人もの赤ちゃんが整然と並んでいるイメージがあったけど、意外と部屋は小さく人数も少なかった。
7〜8人くらいだっただろうか。

自分たちの赤ちゃんの側まで進み、看護師さんから奥さんへ手渡してもらう。
赤ちゃんは驚くほど落ち着いている。
ときどき泣きそうになるが、1回泣き声を上げたと思ったらまたすぐに寝てしまう。
よっぽど奥さんの抱っこが気持ちいいんだろうか。

新生児室には両親(僕と奥さん)だけしか入れないので、お義父さんとお義母さんに見てもらうために入り口の窓まで移動。
お義父さんはガラス越しに何枚も写真を撮っていた。

僕も抱かせてもらったけど、誰がどう見てもぎこちない。
赤ちゃんも僕の緊張を察してか、手足をバタバタさせている。
最初の抱っこは1分もたなかった。
慣れる日が来るんだろうか。

1度目の面会を終えて奥さんを病室へ送り届けると、僕は部屋の外で待つご両親の元へ。
出産のことを振り返ったり、今後のことを相談したり。
ご両親にとっては初孫だから、嬉しくて仕方ないんだろう。
あれもこれもと、やりたいことがたくさんあるようだ。
空回りして奥さんとぶつからなければ良いが……。

ご両親が帰った後、病室で奥さんといろいろと話をする。
出産のことを振り返ることもしたけど、少しずつ先の話をメインに。
名前をどうするか、出生届はいつどこに出すか、児童手当や学資保険はどうするか……。
出産が終わった途端、急に現実的な問題が出てくる。

要領の良い人であれば妊娠中に決めておくんだろうけど、僕たち夫婦がそんな要領良く事を進められる訳がない。
期限が迫っていることから順に、一つ一つ解決していくしかないだろうなぁ。

今日もやっぱりまだ、帝王切開に途中で切り替えたことが引っかかっているらしい。
「達成感がない」のだそうだ。
「あれだけ痛みに耐えてきたのに、最後の最後で痛みを感じずに出すことになって、やり切った感がない」と。

うーん……。
本人がそう感じてる以上、否定するわけにはいかないしなぁ……。
どう言ってあげれば良いんだろう。
役所の手続きや保険の話なんかより、これの方が難しい問題かも知れない。

17時過ぎから2度目の面会へ。
やっぱりかわいい。
お義母さんがさっき「指が長い」と言っていたけど、そうなんだろうか。
他の赤ちゃんのことが分からないから、比較のしようがないんだよなぁ……。

奥さんはすっかり慣れた様子で赤ちゃんを抱いている。
赤ちゃんも完全に身を委ねている。
誰がどう見ても母と子だ。

達成感はなかったかも知れないけど、この赤ちゃんを奥さんは命を賭けて産んだのだ。
何を残念がる必要があろうか。
誇らしく思える日が、どうか早く来ますように。

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きーやん

38歳で初めて子どもを授かりました。「本業は父親」をモットーに、当事者として育児に奮闘中。その中で感じたことや考えたことを、体験ベースで記事に書いています。子どもの教育資金などを蓄えるため、副業や投資についても試行錯誤の日々。

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