折り紙で夫婦を表現した画像

育児について考えたこと

「パパレベルチェック」が炎上して灰に! 家庭における夫婦の役割とは?

投稿日:2019年5月14日 更新日:

パパレベルチェック」という画像が Twitter で話題になっていたのだけど、今日になって削除されてしまったそうだ。
「炎上して灰になってしまった」らしい。

つまりは多くのパパたちの反感を買ってしまったようなのだ。
僕が知ったのは元ネタのツイートが削除された後だったので、詳しい経緯やどんなやり取りがあったのかは知らない。
ただ、その後にツイ主がものすごく真面目な文章で謝罪していたので、ものすごく叩かれたんだと思う。
(そのツイートを探してみたけど見付からず)

僕は正直そこまで気にならなかった
一つのネタとしか思わなかったし。

ただ問題点はいくつかあって、最近考えていたことと重なる部分もあった。
ちょうどいい機会なので、家庭における夫婦の役割について考えてみたい。

「パパレベルチェック」の問題点

まず、この件についての僕のツイートはこちら。

パパレベルチェックが炎上して灰になったらしいけど、僕はそれほど気にならなかったなぁ。
星占いとか心理テストみたいな感じで、そこまで真剣なものとは受け取らなかったというか。
ママたちの「ガス抜き」になる程度のもので、あれを自分の家庭内に持ち込む人は居ないだろうし。

問題点を挙げるとすれば、基準があまりに画一的すぎることかなぁ。
(作者の頭の中にある)ロールモデルで考えてるだけだから、他の家庭の事情とか状況とかを完全にすっ飛ばしてる。

まぁほぼほぼこれが全てなのだけど。

特に強調したい点があるとすると、「基準があまりに画一的すぎる」ということ。

既に画像が削除されてしまったので記憶に頼るしかないのだけど、確かチェック項目はこんな感じだった。

  • ワンオペ可能な時間の長さはどれくらいか
  • ご飯・離乳食・ミルクを作れるか
  • オムツを替えられるか
  • 泣き止ませ・寝かしつけができるか

これを見て、真面目なチェックだと思う人いる?(^_^;)
どう考えてもネタでしょう。
こんな内容でレベルチェックができるなんて、誰も本気で思ってない……よね?

項目がどうも他からの受け売りというか。
「これができたらイクメンって呼んであげる!」みたいな、外からの評価を鵜呑みにしてる感じがする。
別にイクメンとか呼ばれたくないし。

「これができるかできないか」という安易な基準で測れるほど、父親という存在は安っぽいものではないはずだ。
(もちろん母親も同様)

そこには夫婦(父親と母親)の関係性や、仕事や収入の状況、地域性も含めた生活環境なども複雑に絡んでくるわけで。
それらをすっ飛ばして「ご飯を作れたからレベル○!」なんて、安直すぎるにも程がある。

……うん、改めて考えてたらだんだん腹が立ってきた。

「パパレベルチェック」なんて必要ない

あと一つ違和感があるのは、チェック内容が「ママのしていることを、どれだけ肩代わりできるか」に終止していたことだ。
世間で呼ばれるところの「イクメン」を基準にしたら、そうなるのかも知れないけど。

僕としては、

父親と母親って、同じことができないといけないんだろうか?
それぞれ違う役割があってもいいんじゃないの?

という疑問があるのだけど、それについて僕よりも的確に書いているツイートを発見したので引用させてもらいます。

たまにイクメンの定義みたいなの流れてくるけど、オムツ替えとかワンオペで全部出来ることよりも、生涯にわたって経済的安心、保証をしてくれることと、子供の教育に責任を持つことのほうが重要だと思っちゃうんだよなー。
家庭内の担う役割が違っていいじゃん。
むしろ組織ならそうすべきでしょ。

そう、家庭って「組織」なのだ。
会社の中に営業部門と開発部門と制作部門があるように、家庭内でも役割を分担すればいいはず。

むしろ全員が同じことを担っている方が、組織としては脆弱だろう。
それぞれが得意なことを担当して、苦手なところを補い合えばいい。

家庭によって、その分担の仕方や割合は違ってくる。
一人ひとり性格や得意分野が違うのだから当然だ。

その基準やルールを決めるのは自分たちであって、外からとやかく言われることじゃない。

逆に言うと、世間一般からすると非常識や時代遅れであったとしても、本人たちが納得して成立していればそれで OK
「組織」として正常に機能していれば何の問題もないのだ。

家庭内のルールは自分たちで作ろう

外から基準を持ってくる方が、自分たちで考えるよりもはるかにラク。
「こうすべきって誰かが言ってたから」という理由で家庭内のルールを作ってしまえば、何も考える必要はないし、うまくいかなかったときも「誰か」に責任転嫁できる。
でも、そんなことで果たして幸せになれるんだろうか。

家庭内のルールを人任せにするということは、自分たちが幸せになるための舵取りまで人任せにするということだ
それは責任あるオトナの姿ではないし、子どもに対しても真剣に向き合っているとは言い難い。

父親の役割とは何なのか。
端的に言えば、「子を育てる」ことだろう。

すべての家庭に共通しているのは、これくらいのことだ。
「母親と共に」と書こうとしたけど、それすらも共通事項ではないことに気付いてやめた。

自分の家庭内のルールは、自分たちで作る。
当たり前のことだ。
他人からとやかく言われることではないし、ましてチェックされるものでもない。

【追記】
ありました。
パパの育児レベルチェック表 #母の日に投下 https://t.co/EpOoOtxBK8 | Twitterで話題のみやち@育児情報サイト運営💁‍♂️さんのツイート
改めて見ると、ちょっとおふざけが過ぎるな……(´・ω・`)

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きーやん

38歳で初めて子どもを授かりました。「本業は父親」をモットーに、当事者として育児に奮闘中。その中で感じたことや考えたことを、体験ベースで記事に書いています。子どもの教育資金などを蓄えるため、副業や投資についても試行錯誤の日々。

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