夜は赤ちゃんもよく寝てくれた。
1時すぎくらいから朝まで眠っていて、7時頃に起きて授乳。
奥さんはそのまま起きたけど、僕はまた二度寝へ突入。
次に起きたのは11時頃、赤ちゃんのギャン泣きの声で。
今日二度目の授乳。
僕がミルクを作っている間に、奥さんがおっぱいをあげる。
ご両親はすでに二人とも出かけていた。
その間のやりとりの中で、奥さんが一言「今日起きたときは大丈夫」と言った。
良かった。
順調に回復しているようだ。
ミルクを奥さんに渡し、僕は再びキッチンへ。
食パンをオーブンに入れ、完成しているスープを皿へ入れる。
遅めの朝食だ。
遅めの朝食
僕が食パンを頬張っていると、お義母さんが帰ってきた。
買い物に行っていたらしい。
「ハムエッグでも作ろうか?」と言ってきて、僕の返事を待たずに作り始めてしまった。
数分後、半熟卵1個と分厚く切ったハムがどっさり乗った皿が僕の前へ。
お昼前に軽く食べるつもりが、お腹いっぱいになってしまった。
(約2時間後の昼食では、普段の半分くらいの量しか食べられなかったことを書き添えておく)
お義母さんは昼過ぎに再び出かけていった。
仕事の後は職場で会食があるらしい。
お義父さんも今日は帰りが遅いということで、夕食まで僕と奥さんと赤ちゃんだけで過ごすことになる。
ベビーカーを押しての散歩。バリアフリーじゃない道は危険がいっぱい
昼食を摂った後、みんなで散歩に出た。
奥さんのリクエストで、近くのミニストップまで行ってソフトクリームを食べることに。
赤ちゃんは寝ていたところを起こされてベビーカーに乗せられたせいで、家を出た直後は泣きそうになっていた。
が、数分もしないうちに表情は穏やかになり、ついには寝てしまう。
奥さんの実家は、いわゆる「郊外」。
都会でもないし田舎でもない。
交通量がそこそこ多い割に、歩道が整備されていなかったり、そもそも歩道自体がなかったりする。
そんな道でベビーカーを押していると、けっこう歩きにくい。
アスファルトが砂利道のようになっているので、ガタガタと揺れまくる。
道路と歩道の境目に段差があるので、いちいちベビーカーを持ち上げないと進まない。
歩道が狭かったり無かったりするので、信号待ちをする場合の安全なスペースを常に確認しながら歩かないといけない。
鉄製の網(グレーチング)にベビーカーの車輪がハマるので、真っ直ぐではなく少し斜めに通る必要がある。
自分だけで歩いているときは気付かなかったことばかりだ。
「バリアフリー」という言葉が使われ始めて久しいけれど、まだまだ実際の道には反映されてないのだと実感する。
ベビーカーならまだ自分の意志でコントロールできるけど、子どもが歩き始めたらもっと注意しないといけないだろうなぁ。
こんなすぐ横をクルマが通るような道だと、怖くて仕方ない。
突然走ったりしないように、しっかり手を握ったりしとかないと。
起こさずに抱っこから下ろすコツは「ゆっくり」?
散歩から帰ってきて、お昼寝タイム。
「川の字で寝たい」と奥さんが言うので、赤ちゃんを間に寝かせて僕も寝ようとしたけど、赤ちゃんは当然のように覚醒。
僕が抱っこして何とか泣き止ませる。
布団に置くどころか腰を落とすだけで泣いてしまうので、しばらく立ったままあやしていた。
そうこうしているうちに、奥さんが寝てしまう。
やっぱりまだまだ寝不足なんだろうな。
「眠いのに寝れない」と言っていた奥さんが今、目の前で眠っている。
それだけで僕は満足だ。
実家に帰るという選択は間違っていなかった。
何とか起こさないようにしないといけない。
それはつまり、赤ちゃんを泣かしてはいけない、ということ。
なかなか難易度の高いミッションだ。
かと言って、僕が赤ちゃんを連れて部屋の外に出るのは、奥さんが起きたときの気持ちを考えるとあまりよろしくない。
というわけで、なるべく奥さんから距離を取れる部屋の端っこで歩き回りながら、赤ちゃんの機嫌を取り続けた。
寝たと思って腰を下ろしたらまた泣く、というサイクルを繰り返すこと数回。
ようやく布団に赤ちゃんを下ろすことができたのは1時間以上経ってから。
さすがに腕が疲れた。
その中で発見があったのは、立った状態から腰を下ろすとき、なるべくゆっくり下ろした方が泣きづらい・起きづらいということ。
あまりに速く動かしてしまうと、高さが変わったことに赤ちゃんは気付いてしまうようだ。
エレベーターに乗っているときのような感覚が、赤ちゃんにもあるということだろうか。
理由はともかく、ゆっくりゆっくり下ろすと起きることはほとんど無くなった。
その後の最難関である「背中スイッチ」は、未だに解決法が見付からないのだけど……。
入浴、夕食、帰宅
奥さんは2時間ほど寝たところで目を覚ました。
外はすっかり暗くなっていて、慌ててお風呂と夕食の準備。
ベビーバスは使わずに、僕が自分の身体を洗った後に赤ちゃんの身体も洗って、一緒に湯船に浸かった。
相変わらずお風呂に入っているとき、赤ちゃんは気持ちよさそうにしている。
特に頭をシャワーで流しているときが好きみたいだ。
夕食を食べ始めた頃、お義父さんが帰ってきた。
とりあえず僕と奥さんが先にいただいて、お義父さんは赤ちゃんの元へ。
すっかり仲良くなった模様。
今日も手動メリーを実践していた。
(効果の程は不明)
夕食が終わったのが22時過ぎ。
さすがに遅いので、僕だけが帰宅の準備を急ぐ。
着替えてから赤ちゃんの顔を覗き込むと、悲しそうな顔をしている。
ただ単に機嫌が悪かっただけなのかも知れないけど、奥さんが言うように「僕が帰ることを寂しい」と言っていることにしておこう。
連休に入ればまた会える。
一緒に過ごす時間もこれまでよりはかなり増えるはずだ。
それまでの辛抱。
まずは洗濯物を片付けないとな(^_^;)