これまで散々抱っこの仕方を試してきたけど、どうやら共通するポイントがいくつかあるらしいことが分かってきた。
抱っこのテクニックはいろいろある。
とか
とか、それはもういろいろと。
ただ、ここではそれは扱わない。
それよりもっと基本的な、全ての抱っこに共通するコツのようなものを 3 つほど共有したいと思う。
どれも明確な理由は分からないし、科学的な根拠がある訳ではないけど。
少なくとも僕の経験上、この 3 つは絶対押さえておくべき内容であることは確か。
(実際に抱っこするときも意識している)
「自分が抱っこすると赤ちゃんが嫌がって不機嫌になる……」
と悩んでいる人は、一度確認してみて欲しい。
基本的すぎてわざわざ誰も言わないだけかも知れないけど、意外と見逃されがちなので。
簡単なことばかりなので、誰でもすぐにできるはず。
超基本的な抱っこのコツ①:常に動き続ける
赤ちゃんは動きが止まると不安になるらしい。
どんなに気持ち良さそうにしていても、こちらの動きが止まった瞬間に泣き出すことも珍しくない。
なので、常に動き続けること。
これが全てにおいての基本となる。
どんなに小さな動きでもいいので、とにかく動き続ける。
赤ちゃんが眠りに入ったからといって油断しないように。
深い眠りに入ったと確信するまでは、それまでの動きを継続すること。
ずっと大きな動きをし続けるのはこちらも疲れるので、赤ちゃんがリラックスしてきたら動きを小さくすることは可能だ。
ただし、できるだけ少しずつ小さくしていくことが重要。
赤ちゃんは急な変化を嫌がる。
たぶんいきなり状況が変わってしまうと、不安になってしまうのだろう。
10 の動きをいきなり 1 にするのではなく、10 → 8 → 5 → 3 → 2 → 1 くらいゆっくりと小さくしていく。
そうすれば絶対とは言い切れないけど、かなりの確率でうまくいくはずだ。
だけど、決して 0 にはしないこと!
繰り返しになるけど、どんなに小さくてもいいからとにかく動き続ける。
どんな抱っこをしていようが、これは変わらない。
というか、どれだけ有効な抱っこであろうと、これができていないと台無し。
動き続ける。
とにかく動き続ける。
どんなときでも忘れないように。
超基本的な抱っこのコツ②:立って抱っこする
座ったまま抱っこしていても全く泣き止まなかったのに、立ち上がった瞬間に泣き止んで即落ち……なんてことは日常的にある。
なぜかは分からないけど、赤ちゃんはこちらが立っているか座っているかを感じ取っているようだ。
それもかなり正確に。
逆に、立って抱っこしているときはリラックスして寝ていたのに、座った途端に泣き出すことも多い。
こういう場合の原因として考えられることは、大きく分けて 2 つある。
1 つ目の原因は、急に座ったこと。
「コツ①」でも書いたけど、赤ちゃんは急な変化を嫌がる傾向が強い。
さっきまで立っていたのに、急にストンと座ってしまうと、それだけで赤ちゃんは敏感に変化を感じ取って泣き出してしまう。
もちろん座るときにドスンと衝撃や振動が起きるなんて、もってのほか。
座るときもなるべくゆっくり、赤ちゃんに気付かれないようにそーっと腰を下ろしていくことが必要となる。
(このときも動きは止めないように)
2 つ目の原因は、動きの質や内容が変わったこと。
座ってしまうと、どうしても立ったときと同じ動きはできない。
たぶん赤ちゃんはそのあたりも違和感があるんだろうと思う。
このパターンでいきなりギャン泣きになることは少ないけど、モゾモゾしながら嫌そうな声を出し始めたら黄色信号。
何とかごまかそうとしても、結局はもう一度立ち上がる羽目になる場合が多い。
これの対処法としては、なるべく座ったときも再現できる動きを、立った状態のときからしておくことくらいだろうか。
最初はどんな動きでもいいからとにかく赤ちゃんを落ち着かせて、徐々に動きを小さくしていきながら座っても可能な動きに近付けていく。
今のところこれくらいしか有効な手段はない。
もちろん座って動きが変わっても、運良く寝ていてくれることもあるけど。
なるべく確実に赤ちゃんを寝かし付けたいなら、ここは研究・検証する価値のあるポイントだと思う。
座ったままではどうしても泣き止まないとき、とりあえず立ってみる。
身体は疲れるけど、その方が泣き止むまでの時間が短くて済むことが多い。
超基本的な抱っこのコツ③:下半身から動く
抱っこというと腕や上半身がメインのように思えるけど、実は下半身の方が重要だったりする。
同じ揺らすような動きでも、腕だけで揺らしているのか、下半身から揺らしているのかで、成功率は大きく変わってくるのだ。
これも何故かは分からないけど、赤ちゃんはその違いを感じ取っているらしい。
もちろんかなり正確に。
この感覚は、スポーツの経験者なら分かりやすいと思う。
例えば僕はバスケットボールをしていたのだけど、パスやシュートをするときも腕だけでやろうとするとうまくいかない。
膝を柔らかくして下半身の力を使わないと、ボールの勢いはないし方向も定まらないのだ。
他のスポーツでも、よく似たことは多いと思う。
赤ちゃんを抱っこするときも同じように、膝を柔らかくしないと安心してくれない。
むしろ腕は赤ちゃんをホールドすることだけに特化して、動き自体は下半身だけでやっても良いくらいだ。
それが「コツ②」で書いた「立って抱っこの方が良い」ということに繋がっているのかも知れない。
(よく分からないけど)
ただ、座って抱っこしているときも、下半身は意識した方が良いことに変わりはない。
立っているときに比べると、どうしても動きづらくはなるけど。
なるべく下半身というか腰のあたりというか、身体全体を使って動くことを意識した方が良いと思う。
超基本的な抱っこのコツ まとめ
という訳で、超基本的な抱っこのコツを 3 つ紹介した。
まとめると、
- 常に動き続ける
- 立って抱っこする
- 下半身から動く
の 3 つ。
これができてようやく、次のステップとなる「寝かし付け」にチャレンジできる。
そこには「背中スイッチ」という地雷が潜んでいて、僕もまだ攻略できていないのだけど……。
仮説を立てて検証する。
これの繰り返ししかない。
もし「背中スイッチ」の攻略法があれば、教えてくださいヽ(´ー`)ノ