大阪府内の児童虐待死をゼロにすることを目指す「ゼロ会議」というイベントに参加してきました。
そのときの内容や「ゼロ会議とは?」については、別の記事にまとめてあります。
実際にイベントに参加することで、「ゼロ会議」に対する理解は確かに深まりました。
が、正直なところ
ここをこうしたら、もっと良くなるのになぁ
とか、
この場合はどうなるんだろう?
と思うところも多かったんですよね。
せっかく意義深い活動なのに、もったいないなぁと思ったり。
そう感じる理由は、主に以下の 3 つです。
- ゼロ会議のメンバーがどこに居るか分からない
- 公式サイトの情報が少ない
- 「ゼロ会議」に参加しないと、メンバーになれない?
この記事では、この 3 つについて詳しく書いてみようと思います。
来年(2020 年)が「認知拡散」の年と位置づけられているので、それに向けて既に準備されているのかも知れませんが……。
現時点での僕が感じる素朴な疑問、として読んでいただければ。
クリックできる目次
ゼロ会議のメンバーがどこに居るか分からない
僕の中で一番大きな疑問がこれです。
ゼロ会議のことを知った親が「話を聞いてもらいたい」と思ったとき、ゼロ会議のメンバーをどうやって見つけたらいいのか?
たまたま近くにメンバーが居れば良いですが、そうじゃない場合の方が現状は多いはず。
また、
- 知り合いには話したくない
- 会ったことない/個人的な付き合いがない人になら話せる
という場合もあるはずです。
そんなとき、メンバーを探せる機能が公式サイトにあれば良いと思うんですよね。
個人宅はさすがに無理としても、お店や施設、会社などであれば公開しても問題ないはず。
ゼロ会議の運営委員会に問い合わせれば、何らかの対応をしてくれるとは思います。
が、「いっぱいいっぱいの親」にそんなことをする余裕があるとは思えません。
探したいときに、なるべく少ない工程でパッと探せるのが理想です。
僕がイメージしているもので一番近いのは、クラムボンというバンドの『モメント e.p.』販売店一覧ですね。
この『モメント e.p.』という CD は、通常のショップでは売っていません。
ライブ会場か、「売りたい!」と手を挙げたお店でしか手に入れることができないんです。
で、その販売店をまとめたのが先ほどのページ。
一覧で掲載するだけじゃなく、Google マップにもプロットされているので、どこに販売店があるかが一目で分かります。
こういう仕組みがゼロ会議にもあった方が良いんではないかなぁ……?
と思うんですけど、どうでしょう。
公式サイトの情報が少ない
今回のゼロ会議に参加するにあたって、なんとなくの概要だけでも事前に知っておこうと思ったんですが……。
いくら検索しても情報が出てこない!(><)
特に公式の情報が非常に少ないんですよね。
Facebook や Instagram などで「次回の案内」はされていますが、終了後のレポートなどは見当たりませんでした。
ゼロ会議の公式サイトを見ても、過去の活動をまとめたアーカイブや年表などもありません。
結局いろいろ探して見つかったのは、一般参加の方のブログ記事がいくつか。
もちろん情報量としては少ないですし、かなりあやふやな部分も多かったです。
先日のゼロ会議の会場には、こういう↓感じの張り紙(?)が何枚も掲示してありました。
手書きで文字を書いたり、写真を何枚も切り抜いたりした力作揃い。
せっかくこんな素晴らしいものがあるんですから、見やすく再編集して公式サイトに掲載した方が良いと思うんですが……。
じっくり見たいと思う人も、きっとたくさん居るはずですし(というか僕も見たい)。
イベントごとのレポートは、何らかの形でアップしてほしいですね。
「過去のイベントはどんな感じだったのか」というアーカイブも、知りたい人からすれば貴重な情報源です。
できれば、イベント内で使用していたスライドも公開して欲しいところですが……(^^;
あと、運営者の情報はもっと公開した方がいいと思いました。
「民間の子育て支援団体を中心とした 35 団体」とだけ書かれても……(´·ω·`)
具体的な団体名がどこにも書いてないので、よく分からないんですよね。
発起人である浜辺拡臣さんの名前も、公式サイトには見当たりません。
せめて中心メンバーの名前は、分かった方が良いんじゃないかなぁ……という気がします。
その方が信頼性も高くなるはずですし。
「誰の名前も出てない。アヤしい|゚д゚)」となってしまうのは、本当にもったいないので。
「ゼロ会議」に参加しないと、メンバーになれない?
説明を聞いている限りでは、「ゼロ会議」に参加した人が「ゼロメンバー」となるようです。
ここでいう「メンバー」とは、「きくで。Action」を実際に行う、いわば「実働部隊」ですね。
そこで疑問に思うのは、
ということ。
たとえば、誰かがゼロ会議のことを知って、
共感した! 私も「きくで。Action」する!╭( ・ㅂ・)و̑
と思った場合。
「ゼロ会議」に参加していなかったら、メンバーではない(=活動してはいけない)のかどうか。
もし、
のであれば。
3 ヶ月に一度、それも平日の昼間に開催されるイベントに参加しないといけないのは、かなりハードルが高いと思うのです。
参加したくてもできない人が、たくさん居るはずですよね。
メンバーが各自で説明会を開くこともできるそうですが(=ぷちゼロ会議)、それでも限界があります。
逆に、
となると、最低限のクオリティをどう保つのか、という問題が出てきますよね。
(相談窓口を紹介するだけじゃなく、最後までちゃんと「付き添う」とか)
そのあたりの「教育」をどうしていくのか、どうなったら「ゼロ会議のメンバー」であると名乗れるのか。
どちらにしても、いろいろと疑問は残ります。
現状、「きくで」マークのデータは誰でもダウンロードできるようになっています。
なので、「私はゼロ会議のメンバーです」と勝手に名乗ることも仕組み上はできてしまう状態。
「きくで」マークが付いてるから安心して相談したのに、全然ちゃんとしてくれなかった!
なんてことになったら、元も子もないですからね。
これから「ゼロ会議」自体の知名度もどんどん上がっていくはず。
そうなったときに、興味を持ってくれた人が
- 絶対に「ゼロ会議」に参加しないと活動しちゃいけないの?
- 「きくでマーク」って勝手に使っていいの?
なんてことで迷うことがなければいいなぁと思います。
まとめ:「ゼロ会議」についての疑問や「もったいないなぁ」と思うこと
今回は、「ゼロ会議」についてのついての疑問や「もったいないなぁ」と思うことを挙げてみました。
細かいことを言えば、まだいくつかあるんですけどね。
「きくで。Action シート」を Web フォームから送れるようにした方がいいんじゃないか
とか、
グッズをネット通販で買えるようにして欲しい
とか……。
あまり本質的な話ではないので、今回は割愛しました。
「ゼロ会議」の活動は、本当に意義深いと思います。
もっと多くの人に知ってもらいたいですし、活動に参加してもらいたい。
そのためにも、少しずつ改善できるところがあれば改善していって欲しいと思います。
2021 年に大阪府内の児童虐待死ゼロ、ぜひ実現しましょう!
-
児童虐待死ゼロを目指す「ゼロ会議」とは? 実際に参加して分かったこと。
11 月 21 日(木)に開催された、第 4 回「ゼロ会議」に参加してきました。 会場は、阿倍野区民センター大ホール。 参加者は 100 人をちょっと超えるくらいだったでしょうか。 司会 ...