「クレオ大阪子育て館」に行ってきました。
場所は天六(天神橋筋六丁目)。
大きな交差点にある「住まい情報センタービル」の 7 階にあります。
「大阪くらしの今昔館」と同じビルですね。
前々から気にはなっていたんですが、なかなかタイミングが合わず。
で、ようやく時間ができたので、保育室も開放されていることだし、見学・体験がてら行ってみようと。
ついでに保育園のことで少し相談でもできたらなぁ……
と思ってたんですが。
果たして結果やいかに。
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「クレオ大阪子育て館」とは
この「クレオ大阪子育て館」は愛称で、正式名称は
「大阪市立男女共同参画センター子育て活動支援館」
というそうです。
長いわ (ノД`)
「クレオ大阪北」として運営されていた施設が、平成 27 年(2015 年)に現在の場所へ移転。
元々この場所には「子育ていろいろ相談センター」という施設があったそうですが、それが「クレオ大阪子育て館」に新しく生まれ変わった……
というところでしょうか。
ややこしい (-_-;)
主な事業は、子育てに関する相談を受け付けたり、講座やイベントを通して情報を提供したりすること。
「男女共同参画」というだけあって、「男性相談」も行っているそう。
平日は 21 時まで開館してるので、共働き世帯でも充分に利用可能。
ロビー(?)には簡易図書館のようなスペースもあり、本の貸し出しも行っているようです。
今回はチラッとしか見れませんでしたが、子育てに関係ない一般的な本(小説とか)たくさんありました。
相談や講座が行われているときは、併設の保育室で一時保育してくれます。
特にイベントがない場合、保育室が開放されるとのこと。
今日はその開放時間に合わせて行ってみたというわけです。
CHECK!
保育室がいつ開放されているかは「保育室開放時間カレンダー」でご確認を。
「クレオ大阪子育て館」の公式 Twitter でも翌日の開放時間が案内されています。
なんとシャワーもあるらしいですよ。
しかしなぜシャワー?(^^;
うんちしたとき用……?
使う人なんて居るんだろうか……。
「クレオ大阪子育て館」の保育室の利用方法
「クレオ大阪子育て館」の中に入るだけであれば、特に何も必要ありません。
図書スペースにも入れますし、チラシやパンフレットなども自由に見たり持って帰ったりできます。
手続きが必要になるのは、保育室に入るとき。
とは言っても、そんなに手間はかかりませんでした。
保護者の名前や住所や連絡先を用紙に記入して、いくつかの注意事項を説明してもらうだけ。
さすがに子どもがたくさん居るところに、誰でも勝手に入られたら困りますからね。
入館証を首から提げておくと、保育室に入ることができます。
登録が終わると、会員証のようなカードが発行されます。
今度からはそれを受付で見せると、入館証を渡してくれるとのこと。
ただ、保育室の入口は特にノーチェックなんですよね。
入館証が無くても入ろうと思えば簡単に入れます。
スタッフを一人張り付かせるわけにもいかないのは分かりますが……。
セキュリティを強化するお金もないでしょうし……。
結局は利用する人の良識と、保育室内に居る保護者たちの目に期待するしかないですかね(-_-)
保育室内の設備・遊具
保育室は、基本的には「フローリングの広い部屋」です。
そこにクッション性の階段や滑り台があったり、プレイルームのような囲われたスペースがあったり。
柔らかいプラスチックのような材質のボールもたくさんありました。
(画像引用:「おおさか 子育てネット|クレオ大阪子育て館って?」より)
中でも人気だったのがトランポリン。
よく見る膜を張っているような構造ではなく、ハンバーガーのような形のもの。
手足が挟まるところがないので、比較的安全に使えそうでした。
ずっと誰かしら使ってたので、写真を撮ることもできず……。
検索してもまったく見付からないので、詳しく紹介できないのがすごく悔しい!(´Д⊂
非常にたくさんの本も置いてあります。
大人の膝くらいの高さの本棚が、部屋を取り囲むようにグルっと設置されていて。
親たちはその上に、荷物を置いたり腰を掛けたりしてました。
懐かしいおもちゃもありました。
僕が幼稚園でよく遊んでいたブロックです。
「エイトブロック」という名前なのだそうで。
35年経った今、初めて知りました(笑)
ずっとこのエイトブロックで遊んでたなぁ……( ¯ω¯ )
毎日同じものばかり作ってた気がします。
(確か羽根の生えた車のようなものだったような……)
うちの子もこれで遊ぶようになるんでしょうか。
感慨深いですねぇ。
感想:かゆい所に手が届いて……いない!
いろいろやろうとしてくれてるのは分かるんですが、どうも首を傾げたくなることが多いんですよね……(´-`)
子育て世帯にとっては貴重な場なのに、もったいないなぁ……。
Web サイト
まず、Web サイトがとても見づらい。
ただテキストを流し込んでるだけで、情報がまったく整理されていません。
「情報は載せてるんだから、読んだら分かるでしょ」的な雰囲気が満載です。
せめて表組みくらいしてほしい……( ◜ω◝ )
ビルの看板
次に、ビルの看板や案内板に「クレオ大阪」と書いてないので、ものすごく分かりづらい。
何と書いているかというと、正式名称の「大阪市立男女共同参画センター子育て活動支援館」です。
いやいや……。どう考えても「クレオ大阪」で探すでしょ……(´Д`)
かと思ったら、エレベーターのボタンには「クレオ大阪子育て館」って書いてるし。
そこに書かれても!
きっと見付からずに断念する人も居るんじゃないかなぁ。
知らずに通りかかった人が「おっ」と興味を引かれるのも、間違いなく「子育て館」のはず。
「大阪市立男女共同(以下略)」って書かれてるのを見ても、行きたいとは思いませんよ。
何のための愛称なんですかねぇ……(-ω-)
設備がビミョー
あと、設備に関しても若干ビミョーな点がいくつか。
授乳室はもちろんあるんですが、スタッフに一声かけないといけないらしいんですよね。
防犯の意味とかもあるんでしょうけど、若干使いづらさを感じます。
保育室の外にしかないのも、ちょっと不便ですかね。
逆に、保育室の中にあるオムツ交換台が、部屋から丸見えのところにありました。
まぁ不特定多数の目に触れることはないですけどね……。
せめてカーテンで仕切るとか、もうちょっと気を遣って欲しいところ。
保育室内にスタッフが居ない?
最後に、スタッフが保育室内に一人も居ないことが気になりました。
まぁあくまで「開放」ですからね。
責任はもちろん保護者たちにあるんですけど……。
うーん……、そういうもんなんですかね?
防犯カメラも無さそうだったし、何かあったときにすぐ対応できるのかなぁ。
保育室で遊ばせるだけ?
どうやら保育室で子どもを遊ばせることがメインのようですね。
というか、それ以外のことは特にできない・やらないという雰囲気を強く感じました。
保育園のことを相談しようと思ってたんですけどね。
わざわざ受付まで行って聞くのも大げさだし……。
というわけで、今回は特に何も聞かず、1 時間ほど遊んだだけで帰ってきました。
保育室での子どもの反応(と僕の所感)
最初は警戒して、周囲をキョロキョロしてました。
他の子の声にときどき反応しながらも、僕や奥さんから離れるのは不安そうな様子。
寝転がることができるスペースがあったので、そこでしばらくゴロゴロしてました。
それでも本やおもちゃで遊んでいるうちに、少しずつ緊張が解けてきたようで。
周りに興味を持ち始めたようでした。
事件 1:付かず離れず
すぐ隣に月齢が同じくらいの子が居て、こちらに興味をもって近寄ってきました。
うちの子も興味があるみたいなんですが、なかなか積極的には行けないようで。
お互いにジリジリ近づいては離れ、近づいては離れを数回繰り返し。
結局は 20cm ほどの距離まで縮まったところで限界に。
最後はあちらの子が「プイッ」と反対の方を向いて、行ってしまいました。
うちの子は取り残された格好 (´Д`)
まぁあの様子だと、触れるところまでは行かなかったと思いますけどね。
事件 2:絵本を持っていかれる
その後、うちの子が読んでいた絵本を、別の子が黙ってパッと取っていきました。
たぶん 1 歳半か 2 歳くらいの男の子。
両親もそばに居て、
「返しなさい」
とか
「勝手に取っちゃだめ」
とか
「せめて『ちょうだい』って言いなさい」
とか言ってたけど、まるで聞く耳持たず。
(というか「せめて」って何……( ゚д゚))
逆に「返せ」と言われたことがショックだったのか、その子が泣きそうになってました。
話には聞いてましたけど、これくらいの子はそういう行動や反応をするんですね……。
人のものを勝手に持っていったのに、自分のものだと思っちゃうのかな。
しばらくしたら興味を失ったのか、取っていった本をその場に置いて、別の雑誌を持っていってしまいました。
もちろん謝ることもなく。
悪いことをしたとも思ってないでしょうしね。
親も「一応言っておく」という感じで、まったく本気で叱ってる感じはありませんでした。
まぁうちの子も「取られた」とは思ってない感じだったけど (^_^;)
こういうとき、どれだけ真剣に叱ったらいいんでしょうねぇ。
うちの子も近いうちに同じようなことを、きっとすることになるでしょうから。
親はそのとき、どういう反応や対処をしたらいいのか……。
難しいなぁ。
「クレオ大阪子育て館」を利用した感想まとめ
保育室で小一時間過ごしただけですが、遊ぶだけなら充分だと思います。
色んな年代の子どもが一緒に遊ぶので、社会性が育つという期待もできますしね。
今日のような理不尽な扱いを受ける経験もできますし……(笑)
改善して欲しい点はいくつかありますが、無料で使わせてもらってるわけですし。
贅沢は申しません(-人-)
パパ友・ママ友が居れば、情報交換の場にもなりそうですが。
僕たちにとっては、まだまだ先のこと。
お出かけするのはしんどいけど、ちょっと気分転換したいとき。
そういう場面で使えそうな気がします。